編集:NPO湘南港マリンセンター |
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| 江ノ島のセーリング海域には、レース海面図に記載してあるような定置網(大謀網:葉山側から江ノ島に向かって、定置網番号10,11,12の3箇所)があるが、腰越沖、七里ガ浜、稲村、鎌倉の湾内と色々な浮きが設置され、何かの網が設置されている事がわかる。 しかしながら、その浮きが単独なものか、隣と繋がっているのか、浮きの間を通り抜け出来るのか、確信を持って判断できるセーラーは少ないだろう。また、これらの網の設置が四季折々に行われる場合が多いし、ある時間だけ設置されるものもある。同様に活動中の漁船の動向も理解出来ないと、作業の邪魔をするだけでなく危険なことになるケースもありえる。 レースや練習の為のマークの設置でアンカーで網を破損させる事もありえることから、江ノ島海域のセーラーに、網の種類、構造、形状、用途と漁船の作業内容を良く理解してもらう事が、安全なセーリングのためにも必要な事であり、この資料を作成した。 尚、本資料で使われている図は平成4年に腰越漁業共同組合により江ノ島で実施された説明会資料から得ている。 神奈川県水産振興促進協会のHPに県下各漁港の説明があります。 |
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| 1) | 漁業協同組合 江ノ島から葉山の間には5協同組合がある。各漁協は各自の魚場を持つ。 藤沢漁協 : 江ノ島の白灯台から真南の線より西側 腰越漁協 : 藤沢漁協東端から七里ガ浜(七里ガ浜高校から真南の線まで 鎌倉漁協 : 腰越漁協の東端から小坪漁協の境界まで(逗子マリーナから南西に向かう線) 小坪漁協 : 鎌倉漁港の境界から葉山漁協の境界まで(鐙摺から真西に向かった線) 葉山漁協 : 小坪漁協の境界がら長者が崎まで 漁は各々の漁協の魚魚権のある漁場でおこなわれているので、万一設置さレている網とのトラブルが発生したら、その漁場の漁協と相談する事になる。 |
| 2) | 網と漁業方法の種類 (1)刺網 (一年中) 午後に網を入れて、翌日の午前中に網を揚げる。http://ksf03.gooside.com/racekaimen04.jpg 両端に図のようにブイ(大体が旗つき)があり、その間に網が設置されている。ブイ間は60〜120mだから、注意して見ないと単独の部位だと勘違いする。同じ場所に数個の刺網が仕掛けられているとどれが両端だか判断難しい時があるが、旗の色などで区別できる時もある。 レースや練習でマーク設置の時に、網の風上は潮の流れの上流にアンカーを打つと、アンカー上げる時に網に引っ掛けることになるので注意が必要。網の上部は水面下3m程度にあるので、ディンギーなら網の間を通過する事は出来る。 設置される場所は一定ではない(季節により変わる)が、注意深く海面を見ていれば設置はわかる。特にレースコースの設定の時にはマーク設置位置付近の海面の観察が必要。 |
| (2)蛸壺(一年中) 蛸壺をロープで連ねて設置する。壷は海底にある。 マーク設定した時のアンカーが絡ん切断の被害が多いとの事。刺網と同様な注意が必要。 |
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| (3)イカ落とし網 (4月〜6月末) 海岸近くの小型の定置網の形状。腰越(鎌倉高校前)、稲村付近に多い。 同じ場所にワカメ筏の設置もあるが季節が異なる。 |
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| (4)シラス船曳網 (3月〜12月) 1隻で船曳で行う。網の端にアンカーを入れて網で巻き取る方法と、船尾から網を引いて低速で走る方法の2種類。 船尾方向にブイ付きのシラス網を引いているので、その後ろに網があるから、艇の後ろを通らないこと。船上での作業を注意しながら船首方向を通過するか、船尾の場合は大きく迂回する事。 漁船が非常に低速で走っているのでそのことを注意と、船尾側に引いている物があるかの判断が必要。 |
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| (5)定置網 (一年中) 江ノ島・葉山間の海域では3個の定置網が設置されている。その場所はレース海面図に示してある(位置の緯度・経度示してあるのでGPSで確認できる) このエリアでは定置網の事を大謀網と呼んでいる。海での会話で「ダイボウ」が近くにあると言われたら、定置網があると理解する事。 定置網は固定網で枝綱が多くあるので、なるべく近づかない事。特に荒天時はブイが見えない事もあり、注意が必要。 |
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| (6)ワカメ筏(4月〜10月) 養殖用の網に浮き球をつけ、アンカーで海底に固定。 養殖場所:腰越、鎌倉高校沖、鎌倉湾全体、逗子湾、鐙摺港前、森戸海岸 小さな浮き球が多数あるので判別出来るので、付近に近寄らない事。 |
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| (7)まき網 (一年中) 佐島から船団で活動し、相模湾一帯が漁場。2隻で網を引いて鰯を捕る。網にかかった鰯はその場で生簀(組立てる)に移して、生簀を佐島まで曳航する。 最初に探査漁船が鰯を探しまわり、船団は後方にいる。鰯を発見すると、船団の中のまき網船(2隻が繋がっている)が全速でその場所まで行き、艇を分離して網を引く。 【注意】 まき網漁船が鰯発見時に全速で走り出したら、その進行方向に位置するヨットは全速で回避する事。 漁が終了後に、生簀を曳航している漁船(低速で移動)は曳航ロープ(200m)の後ろに生簀を引いているので、後方を横切る時は大きく迂回する必要がある。 |
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| (8)うまづらはぎ漁 漁船がアンカーを入れ、網をたらしてうまづらはぎをとる。 網棒を出す独特な型をし、動かないので、避けて通る事。 |
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| (9)游漁船 早朝に出港して、午後2時以降に港に戻る。江ノ島付近も腰越だけでなく、片瀬、葉山、小坪からの船も来る。 季節と魚の種類のより集まる場所は異なるが、一箇所に多数の游漁船が集合する事もある。 釣り人が糸をたらしている場合、船は動けないので、ヨットやボートで游漁船に近寄らないこと。 突然の前線の通過や、沖で急に風が吹き出したような時は、游漁船が一斉に戻るので天候の変化の目安となる。 |
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| (10)素潜り漁 岩場や江ノ島白灯台付近の磯場近くで小型漁船を使用して素潜りにより漁がされている。 無人の小型漁船がいたら、付近で潜っているので近づかない事。 |
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| (11)はえ縄漁 1トン程度の漁船が定置網の沖で操業している。 はえ縄を入れる際に、船尾方向に長くしばらくの間縄が浮いている。漁船の後ろを通過する事は禁止。 |
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| (12)潜水漁 江ノ島沖(水深15m)で潜水具を使用した漁業が行われている。 漁船には「A旗」が掲揚されている。空気パイプがあるので、付近に近寄らない事。 |
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| (13) トローリング漁 小型の漁船で両端に釣竿を出して低速で走りながら漁をする。 後ろに釣り糸が長く出ているので、漁船の船尾側を横切ることは禁止。 |
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| 【観天望気】 腰越編 |
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